《前回はコチラ》

この日は早めに起き、前からリクエストしてた所に連れてってもらう事に。
目的地は「軍事境界線」。
やはり、一度はこの目で見ておきたい…。
という事で、Mの車で北へ向かいました。
タクシー以外で韓国人の車に乗るのは初めて。しかもアガシの運転で…。
目的地も大事ですが、そのシチュエーションがたまりません(笑)
ですが生憎、この日は天気が悪く、今にも降ってきそうな空です。
臨津閣で北を臨む

高速に走る事約1時間半。
到着したのは、『臨津閣』(임진각)
ちょっとしたテーマパークもあり、展望台からは北朝鮮が見えます。
とりあえず、朝から何も食べていなかったので腹ごしらえ。
おでんとキムパプを食べました。味はまぁ普通。
そして、散策。



自由の橋と言われる橋

ここから、この橋を渡り北の方へ行けるそうなのだが、
ものすごく時間がかかり、パスポートチェックもあるというので、断念することに。
この橋を自由に行き来できる日が来たらいいですね。
ここで約1時間散策し、次の目的地へ。
烏頭山で北の女の子達が…

次に向かったのは、『烏頭山統一展望台』(オドゥサン統一展望台)
ここに着いたら、激しい雨が…。

雨男の本領発揮…。
中に入ると、朝鮮戦争の資料や北朝鮮の暮らしぶり、教室などが再現されたスペースが。
ものすごく、昭和な感じがしました。それだけ文化が遅れてるんですかね、北は…。
何やら、テレビ中継をしています。教室で北朝鮮の女の子らしき子が、カメラに向かって説明しています。
女の子は2人でしたが、

2人共かわいい!!スタイルもいい!
そして、展望台から北朝鮮を眺めてみましたが…、天気が悪すぎて全く見えない…。



天気のいい日に来たかったですね…。
そして、統一展望台を後にし、途中ガラス細工のお店が沢山ある所に立ち寄り、
お土産を買い、少し時間が早いかと思いましたが、ホテルに向かう事に。

この日は、仁川空港の近くのホテルに宿泊。
ホテルに到着したのが5時。まだ夕食には早いです。
する事も無いので…、
部屋に入るなり、Mに飛びつく私。

っと言ってるMでしたが、体は正直(笑)
すでにヌレヌレです(笑)


昨日、中途半端に終わったせいか、Mはとても激しかった…。
お互い激しく求め合いました。
事が終わると、急に睡魔が…。
Mのオッパイを枕にうたた寝。
私がうたた寝をしている時、Mのスマホに着信が…。
着信に出たMが…、
この時、まだ韓国語がほとんどわからなかったが、私を気遣い電話を切ったのを、
薄れゆく記憶の中で、聞いたのを覚えている。
しかも、私のことを「友達」ではなく「オッパ」だとはっきり言っていた。
この時、何故か凄く幸せな気分でした。
そして、今回の旅もあと数時間…。
淋しい気分も入り交じり、日本に帰ったらまた現実が待っているかと思うと…。
ボッタクリタクシーに初遭遇

軽く睡眠を取り、7時頃夕食を食べに外へ出かけます。
早速タクシーを捕まえようとホテルを出ましたが、タクシーがいません。
そして、通る気配もありません…。
一台路駐しているワンボックスカーが。
タクシーに乗り込み、Mが目的地を告げ走り出すタクシー。
…が、ふと車内を見渡すと…


Mが運ちゃんに何やら言ってます。


全くそんな人に見えませんでした…。
っていうか、人の良いタクシーの運ちゃんにしか見えなかった…。
人がよさそうに見える奴ほど要注意なのかも。
しかも、目的地まで行ってくれるどころか、バス停が近くの食堂街みたいな所に降ろされ、
キッチリ20,000ウォン取って行ってしまう運ちゃん。

この頃の私は、韓国語もおぼつかず、全く戦力にならないヘボキャラ…。
今だったら黙っていないんですが。
2度目で、初めて遭遇したボッタクリタクシー。
これもいい勉強だ!と自分に言い聞かせ、気を取り直して食堂へ。
仁川は海なので、やはり海鮮が美味しいだろうという事で、それらしき食堂に。
牡蠣の炊き込みご飯に海鮮チゲ、ほか諸々付いて、一人前15,000ウォン!
さっきのタクシーよりも安い!(笑)
そこに2時間くらいいましたかね。
ビールもたらふく飲み、客も私たちだけになり、店員はマカナイを食べ始めました。
そのマカナイがチョー美味そう!
豚肉を味噌で炒めたような…、いい匂いもしてきます。
Mが店員に尋ねると…、
サービスで出してくれました!

うまし!
今回の旅で一番美味しかったです。
色々気を使ってくれる、とってもアットホームな店。
お勘定の時、店主が

片言の日本語(笑)
ボッタクリタクシーには遇ったけど、こんないい店に来れたんだから良しとしよう!

店から出て、バス停を見ると、バスが来ています。
ダッシュでバスに乗り込む2人!
無事乗れましたが、息がゼーゼー…。
そして何故か涙が出て来ました…。

それに気付いたMが、手で涙を拭ってくれました。
恥ずかしいので、必死に言い訳。でも多分気付いていました。
今日が最後の夜。
寝るのがもったいなかったので、ホテルのBARで飲み直す事に。
ラストナイトに40,000ウォンするワインを開けました。

ワインを飲みながら、今回の旅を回想…、本当に楽しい旅だったなぁ…。
結局、部屋に戻ってもまた飲み、寝たのが5時近くでした。

次の日、フライトは9時なので、少し早いが7時に空港へ向かう事に。
Mは空港のチェックインカウンターまで付いてきてくれました。
そして、別れの時…。
そう言って、Mは去っていきました。
その姿をずっと見つめる私…。
Mは振り返り何度も手を振ってくれました。
完全に見えなくなった時…
今回の旅は終わったんだな…。

ハンパない人で溢れかえっている仁川空港で、私とMの間の空間にだけはその人だかりも見えていなかったが、
Mが見えなくなった瞬間、
一気に周りの雑音が私を包み込んだ。
(また会える…、また来よう…)
そう自分に言い聞かせ、飛行機に乗り込む私でした…。
《終わり》
明後日から、韓国に行きます!
また、沢山土産話ができる旅になったらいいなぁ…。
最近、韓国語の勉強さぼってるから少し不安ですが(笑)
長い間、読んでいただきありがとうございました!
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